相談する

KUJIRA OS / コラム

複数の介護施設で、申請・承認とシフトを一つの流れにする方法

2026.11.01 ・ 株式会社SECRET MEDICINE(KUJIRA OS 編集)

申請とシフトを一つの流れにするとは、申請の入口・承認の順番・承認の後の予定とタスク・シフトの希望から確定までを、同じ職員の名簿の上で決めることです。フォームを電子化するだけでは、施設長が承認した後に本部の一覧に残らず、写し直しも減りません。

1. まず、申請の種類と通り道を書き出す

最初にするのは道具選びではなく、今ある申請の棚卸しです。施設ごとに、次の4つを表にします。

申請今の入口だれが承認承認の後にだれが何をする
休み(公休の希望)・有給の届け紙・口頭・個人のLINE施設長(有給は許可制ではなく、届けの受け取りと予定の確かめ)シフト表に書く・本部が有給の管理簿に写す
残業口頭・月末の自己申告施設長(本部は月末に見る)勤怠の集計に写す
経費の立て替え領収書と紙施設長→本部本部が精算
見学の予約電話を受けた人のメモ施設長カレンダーに書く・案内の担当を決める
シフトの希望紙・個人のLINE・口頭(承認なし)管理者が1枚の表に写す

書き出すと、「承認の後に、だれかが別の所へ写している」列が一番長くなります。複数の施設を持つ会社で手間が増えるのは、申請そのものより、この写し直しと「いま誰の所で止まっているか」の確認です。

2. 承認の順番は、人ではなく役割で決める

承認者を「○○さん」で決めると、休みや異動のたびに止まります。「施設長→エリアの責任者→本部」のように役割で決め、申請の種類ごとに何段にするかを決めます。休みは施設長だけ、経費は本部まで、のように分けると、本部に届く件数が減ります。くわしくは残業の承認の順番で書いています。

3. 承認の後に起きることまで、流れに入れる

休みが承認されたらシフトの表に、見学が承認されたらカレンダーと案内の担当に、経費が承認されたら精算の一覧に。承認を「はんこを押したら終わり」にすると、その後の写し直しが人の手に残ります。流れを決める時は、最終承認の後に何ができていればよいかを先に書きます。

4. シフトは「希望→案→人件費→確定」の4段で

シフトも同じ考え方です。希望の集め方と締切(希望休の集め方・締切と確定日)、夜勤の入り・明けを先に置く組み方(夜勤の組み方)、そして確定の前に人件費を見る段(確定前の人件費)を分けると、組んでから集計して「多かった」と気づくことが減ります。

5. 辞めた人が入れないところまで決める

申請の入口を LINE にする会社は多いですが、個人の LINE のグループで回していると、辞めた人がグループに残ります。会社の公式アカウントや業務の仕組みを使い、退職の処理と同時に入れなくなる形にしておきます(LINEのグループと退職者)。

6. 仕組みを選ぶ時の確認表

確かめることなぜ
職員が新しいアプリを入れずに出せるか使いこなせるかの心配が、導入の大きな壁になるため
承認者を役割で何段まで決められるか施設長→本部の順に回すため
いま誰の所で何日止まっているかが一覧で見えるか本部が施設に電話して確かめる手間を減らすため
承認の後に予定やタスクができるか写し直しを残さないため
今の介護ソフト・勤怠ソフトと重ならないか同じことを2か所に入れないため
料金がページに書いてあるか・人数でいくらか稟議にかける前に比べるため
退職の処理で入れなくなるか個人情報と会社の情報を守るため

打刻や給与計算まで1つにしたいのか、申請とシフトだけを整えたいのかで、選ぶ道具は変わります。両方を1つで買うと、今のソフトとの二重の入力が生まれることがあります。

よくある質問

申請の電子化は、介護の電子申請・届出システムと同じですか。

違います。厚生労働省の電子申請・届出システムは、指定の申請や変更届などの行政の手続きです。この記事の申請は、職員の休み・残業・経費などの社内の申請です。

小さな施設でも、承認を何段かにした方がいいですか。

1施設で施設長が全部見られるなら1段で足ります。施設が増え、本部が経費や残業を確かめる必要が出た時に、種類ごとに段を足します。

KUJIRA OS が受け持つ所

申請から承認・カレンダーとタスクまでと、シフトの希望から案・予定の人件費・確定まで。職員は会社の公式LINEから申請し、管理職と本部が1〜3人の順に承認。最終承認でカレンダーとタスクができ、シフトは希望から案を作って確定の前に予定の人件費を見ます。打刻・給与・介護記録は今のソフトのままです。

KUJIRA OS は、関連の介護の会社で毎日使っている仕組みです。外部の会社への提供の時期は、ご相談の時にお伝えします。トップの画面写真は見本のデータです。

KUJIRA OS の画面を見る